演劇

世界のどこにでもある、場所

映画「世界のどこにでもある、場所
舞台挨拶がある、ということで行って来ました。

ちょっと海外の香がするのかしら?と
期待しながら観るも・・・

まぁ、海外ネタはありつつも
勿論舞台は日本、
主軸は心を病んでいる人々のお話。

出演者が多いので
ひとつひとつの物語がどう絡み
どう広がるのか
疑問を抱きながら観進めるカンジ。

出演者の多くがSETの俳優陣。
舞台観劇者としては馴染みの顔も多い。
以前から秘かに注目のSET2大イケメン
熊倉功さんと坂田鉄平さんも大役で出演。
SETの女優といえばこの方、丸山優子さん、
声に特徴のある年齢不詳のキャラ女優!!
今回も年齢不詳メ、でイタイ女を演じてますが
可愛らしい。
でも、途中でちょっと不安が過ぎる、
私にとっては馴染みの顔ばかりだけれど、
有名俳優が出演していなくて、
一体どんな人がみに来るのだろうか?
邪念、いや第二の疑問が邪魔をしつつ、
観進める。

最後にはまず第一の疑問が解決、
多くの人々の話がちゃんと絡み、
広がり、完結。
笑いだけでなく、ホロリ、もちゃんと
あるのです。

第二の疑問は・・・
のまま、
舞台挨拶開始。

っていきなり寸劇仕立て!!
でも、正直今までみた舞台挨拶の中で
一番面白かったかも!!
何せ、今、映画で見たばかりの設定が
目の前に広がる!!
通常の映画では味わえない世界!!!
流石SET!!
この辺りが舞台畑の底力、でしょうか?

ま、カッコイイこと言ってもやはり気になるのは
2大イケメン。
映画では佐藤滋君にそっくり、と思っていた熊倉さんは、
生だと小林高鹿さんやロンブー敦似、
でもって意外と小柄。
そして、坂田さんはあららなんだかWILD、
でもキラキラ感は生のほうがアリ。
更に、この人は純粋に日本人?
嶋田真さんもSET

ここで、無事第二の疑問も解決。
大森一樹監督曰く「ノンタレ」の映画を創りたかった、と。
散々、アイドル映画を撮ってらした監督の言葉だけに
なんだか納得、というか好きに撮った感は
溢れまくってましたから!!!
それは、この舞台挨拶を盛り上げていた
大竹浩一さんへのエピソードにも現れてました、
これはネタバレになるので書きませんが。
余談ですが、監督医大卒業なんですね、
びっくり!
しかも、斉藤由貴ファンだった私は監督の映画、
だいぶ観てますね。

残念なのは音楽と映像かな・・・
色のトーンがもう少し美しかったら
より良い作品に思えたのかも。
それから、3ヶ月と言えどもマレーシアに住んだ私としては
インドネシア人役の2人の外国人が
インドネシア系だないのが一目瞭然、
違和感アリアリでした、
だって日本人の嶋田さんが一番インドネシア人に見えた!!

まとめ!!!
スター俳優出演の巨額投資映画よりずっと良い!!
発想も面白いし(ひとつひとつのエピソードも)
脚本がそう悪くない
構想10年だそうで、やっぱり難しいのですね、
映画創りって。、
でもやっぱり観客は有名俳優目当てにくるのだろうから
苦戦するのかな・・・
勿体ないなぁ。

病んだ人が増えている日本
私も何人か接したことがありますが、
これまたやっぱり人の数だけ違うし、
意外と身近なハナシ、
人間の「絆」は本当に
「世界のどこにでもある、場所」
なのだと思うのです。

「ノンタレ」映画で邦画を活気付けてほしい!!
どうか皆観に行って!!

そして、私はわたしの
「世界のどこにでもある、場所」
を創りたい!!









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2010年8月の観劇日記

劇団M.O.P.の最終公演「さらば八月のうた」
いままで観たM.O.P.の作品で
最高傑作ではなかろうかと思います。
時空が行ったり来たり
でもそれがとても自然で
わかりにくさは「0」
すっと話に入っていけます。
話がうまく絡み合って
ひとつに繋がる。
普段何を演じても「小市慢太郎」な
小市氏が今回はちょっと肩の力が抜けた感じで
素敵でした。
そして、奥田達士さんも
美声の「紳士」、ぐっと来ます。
そして俳優「マキノノゾミ」も観られます。
解散?本当にするのでしょうか。
毎年公演を打つ必要はないと思うのですが
「解散」しなければいけないのでしょうか?
残念です。
今週末は本当に最終の公演が
京都で開催です。
是非!!

2本目も予想外に良かった
「ガラスの仮面」
基本的に蜷川幸雄の演出は嫌いです、
フライングや本火と客席使用の多用で
奇抜ですが、
基本的に垢抜けない、
心の通わない感じがする芝居。
そんな中で
大和田美帆嬢が輝く。
漫画を熟読した記憶はないのですが
「北島マヤ」そのものに見えてくる、
本当に作品毎にぐんぐん良い、
楽しみですね。

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2010年梅雨時の観劇日記

なんやかんやと色々劇場に足は運んだ気はするのですが・・・
またまた終わったものばかりになりますが、
特筆すべき作品を綴ります。

まず何といっても「CHICAGO」日本版!!
数年前の初演は観ていないのですが
今回はすこぶる評判が良く、
正直チラシで外国人キャストが浮いてる感がありましたが、
全くの杞憂でした。
かなり最高でした!!
アムラ・フェイ・ライトは流石の実力
歌も、ダンスもスタイルも抜群!!
好感のもてる日本語で
日本人キャストとの息もピッタリ!!
驚くべきことですね。
特に田中利花さんとのデュエットは
二人の安定した歌と芝居で
かなり聴き応えがありました。
米倉涼子さんもスタイルが良く、
くるくる明るい光を放ち
非常に好感度高い芝居、
こちらの作品(このブログの2本目の作品)での主役とは大違い、
いるだけで華があります。
とっても楽しい作品でした。
あ、河村隆一さんも良かったです。

初めていろんな意味がわかった「キャンディード」!!
ジョン・ケアードはやはり凄いのか?
えええ、「?」は消えませんけど。
舞台装置と照明が素敵でした。
そして、作品毎に芝居力も確実に上がっている
新妻聖子さん、
自己陶酔と「私凄いでしょ」オーラが強すぎて
好きではなかったのですが、
着実に変わってます、
今回は高飛車な感じがあっていたのかもしれませんが、
「煌びやかに着飾って」で題名あっているのでしょうか、
クネゴンテが歌う歌、
初めて意味がわかりました、
オペラの人(自称、含め)が歌う版を何人か聴いたことがありますが、
今まで聴いた中で一番良かったです、
物語が見えました。
全体的にも物語が宮本亜門版よりわかりやすかったです。
でも如何せん長い!!

のっけから心を掴まれたパラドックス定数「元気で行こう絶望するな、では失敬。」
以前も書いたように思いますが、
野木さんの文学系土台作品は悉くハズレ感がありまして、
苦手意識があるのですが、
今回はとっても良かった。
大人数なのも、
若者の話なのも、
何から何まで予想と反した設定でしたが、
どれもちゃんと作用してました。
ちょっと「トーマの心臓」の「トーマ」ノメッセージ要素もありまして、
私はやや泣いてしまいました。
体調が万全でなかったし、
疲れも溜まっていたので
睡魔に連れてかれるのではないか、
と心配してましたが、
「惹きつけられる」かどうかは本当に作品次第なのだと
痛感。
「眠い」という言葉が微塵も浮かんできませんでした。
あんなに大人数をちゃんとうまく使っていたし、
ほぼ無名な人だと思いますが、
少しずつ良さも見えてきて
それでもパラドックスのメンバーがその中では
流石に際立っていて
彼等の成長ぶりも見えました。
作品の仕上がりとしては
脚本も演出も野木さんの新境地じゃないでしょうか。
今回も舞台の使い方が素敵でした、
シンプルなのに素敵、って難しいですよね。
またまた次回が楽しみです。


作品として面白かったモノがもうひとつ。
土田英生の「初恋」
シアターコクーンでの彼の作品(確か演出は土田氏ではなかった気がしますが)
が最悪で、褒めるところが思いつかない位でしたが、
「初恋」は会話のテンポもネタもかなりツボで
楽しめました。
文学座「今井朋彦」さん、
ああああああ、本当に素晴らしい。
常に「今井朋彦」らしさがありつつ、
それが邪魔しない。
何色にも染まりつつ、
カメレオンであることに変わりはない、
とでもいいましょうか。
彼がいることで安定感あり、
しかもしまる、
ことによっては質があがる、
凄い!!!
演劇に詳しくない方には
「エステーのCMの殿」といえばわかるのでは
ないでしょうか。
是非、彼出演の舞台もご覧頂きたいです。

さてさて、これから観たい作品、
なんだろう。
ブラジルの3人芝居も好評だったようですが、
観そびれ、
クロモリブデンかな?も観てみたかった・・・
いやいやこれからの作品・・・
取り敢えず、KAKUTAの桑原嬢出演の
「モスリラ」かしら。
前回、結構好きでしたし、
かつてこのブログによく登場してくれた
田中壮太郎氏も出演ですよ。
あとはなんだろう、
ぱっと思い浮かばない・・・



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KAKUTA「めぐるめく」

笑いと涙に溢れた、KAKUTA久々の新作「めぐるめく」。
ABOUTに「久々」、正確には1年半なのだとか、
1年半が長く感じたけれど
新たなPOWERあり!!
場所が色々と変わるお話って今までのKAKUTAにあったかしら?
よって動きも激しく
ちょっと騒がしく感じるトコロもあるけれど
これまたダメダメだけど愛すべき人達に
描きあげる桑原MAGIC!!!
原扶貴子嬢が素敵な貫禄の出し方!!!
高山奈央子嬢も甘える姿が本当に可愛い!!!
桑原嬢はやさぐれているようで
ふっと、猫背気味なその背中に愛が羽をはやしています。
客演陣では辰巳智秋さんが第一声から美声で
大きな体の視覚効果だけでなく、
聴覚にも響きます。
そして、彼の言葉は全く「台詞」に聞こえません、
辰巳智秋が辰巳智秋でない、と言いましょうか
「ロック」がそこに居ます。
前半のめまぐるしさから後半はぐっと胸に沁みる物語で
ハンケチが小さすぎたのではないだろうか、と
心配になった程。
でも、「甘い丘」と違ってまわりにあまり泣いている人がいなし・・・
ええええええ?涙腺弱すぎですか?
あんなところこんなところに笑いも散りばめられており、
最後はやっぱりKAKUTA好きだわぁ~で終わりました。
30日までシアタートラムで公演中。
そうそう映画をみているような感じの作品でした。
お、27昼はサービスデーなのですね。



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NINE

観ました、NINE。←音出るので注意!!!
観る気はなかったのですが、
色々ありまして
観ておいた方がいいか、と
かなりマイナス思考発信の鑑賞。
まぁ、元々ミュージカルで何度か観ており
好きな内容ではないので仕方ありません。
で、やっぱり話としては好きではありません。
皆さん悉く絶賛してますが、
ワタクシ?
はははは、勿論、基本アンチです。
女優陣の充実振りが評価されてますが、
ペネロペもニコール・キッドマンも嫌いですし、
ペネロペはビッチ以外の何者にも見えないので
そういう意味ではぴったり、
全くセクシーさもスタイルのよさも感じません。
ニコールは能面にしか見えませんし。
辛口、辛口。
でも、久々に観たダニエル・デイスイルは流石な達者ぶり。
日本人の舞台版では決して出せなかった
駄目男だけど女を引き寄せる色気と
哀愁、
背負ってます、溢れ出てます、
芝居、上手いってこういうコトよね。
ファーギーの場面も皆さんが褒めちぎるので
期待し過ぎましたね、
別に・・・
以前初めて観たミュージカルNINEの田中利花さんの
パワフルさが思い出されました。
この時の舞台の池田有希子さんへの演出も素敵だったのですよ。
確か、デヴィット・ルヴォー演出、
この映画を観たら、
デヴィットの凄さを感じました。
残念、ロブ・マーシャル。
この不細工観たことある、誰じゃ?
はケイト・ハドソン
が、彼女の歌の場面は格好ヨカッタ!!!
それからジュディ・デンチ
彼女は良かった、
歌い、踊る姿も貫禄たっぷり。
007でお馴染みのイギリス女優。
これも誰?妻役はマリオン・コティヤール
フランスの女優でした、
地味、地味、地味。
でもまぁ、許容範囲か?
この2人のヨーロッパ女優は
地に足がついた感じで
観ていて嫌味がない。
ソフィア・ローレンは首を隠しているのが
気になりすぎましたが、
でも総じてヨーロッパ女優は
「老い」を上手に受け入れていて好感もてますよね、
アジアやアメリカの人工処理は本当
気持ち悪いです。
兎に角、まぁ、作品としては…。
金は掛かってますね、
踊りは大画面で見たほうがそりゃぁ~迫力あるのでしょうが
という程度でしょうか。
ただ、私の大収穫は
「special thanks」に
Tommy Tune」の名前があった事。
ぎゃ~ぁ、WebSiteがありましたよ。
びっくり。
ああ、そうよね、ブロードウェイのNINEで
彼は賞を総なめだしたよね。
しかもまた舞台に立っているのですね。
ちょっと観たいかも。
TommyTuneのWikiはこちら(英語です)

そうそう、この映画、
とてもわかりやすい英語、
簡単な文章で
そういう意味では勉強になるかもしれません。
そういう意味でもう1回みたいかな、私も。
映画館にはいきませんけどね。


とんでもない辛口ですが、
別にみんながみんな褒めるコトはないと
思うのですよ。


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2010年春の観劇日記

大好きな野木萌葱さん脚本の「棄憶
今回は、演出も、劇場も、メンバーも(一部同じ)変わり、
全く別物でした。
青山円形劇場だったので、
舞台装置も削ぎ落とされて
「密室」感は弱まったものの、
それでも正直前回より分かり易くなっていたと思います。
はえぎわノゾエ征爾さんは
知的に仕上げてきました。
はえぎわは見たことがなく、
勝手にどうしようもない人間模様を描く
嫌いなタイプの芝居かな?
と敬遠していましたが、
きっとどうやら違うのでしょうね。
若干滑舌の悪い部分もあったものの、
野中隆光さんが気になりました。
これまた、重い腰が上がらないばっかりに
未だ観ていない「The Shampoo Hat」の主宰なのですね。
ちょっとテレンス・インに似ているのが
気になる理由なんですけど…

そうそう、物凄く面白かったのが
NECK
どうなることやら
一緒にハラハラ、ドキドキ。
天晴れ、河原雅彦!!!!
舞城王太郎作品は好きではありませんが、
河原さんはグロイ作品も
スタイリッシュに観易く仕立ててくれます。
俳優としてもきらりどころの光り方じゃない、
ゆるぅ~く、
いつのまにか美味しいところ持っていくカンジ。
溝端淳平君が健闘、
逆に、TeamNacksの森崎氏が写真と別人っぷりにも
声の耳障り加減、滑舌悪さ度、と
非常に残念な結果。
鈴木浩介市川しんぺー両氏は
予想を裏切らない。
観て良かったぁ~、と思えた作品。

久々に観たCLUB SEVEN 6th
基本的に内輪ネタ的なものは嫌いですが、
それでも笑いだけでなく
しっかりとした「技」を持った皆さんでの公演、
「ウーマン・イン・ホワイト」では
どうも上手く聞こえなかった和音美桜嬢、
申し訳ござません、
ドスの利いた低音から透明感のある高音まで
変幻自在に操り、
素晴らしかったです。
美羽あさひ嬢のバレエも素敵でした。
中塚皓平さんの踊りは群を抜いて美しいです。
休憩なしでもっとコンパクトだったらよかった、
と思うのは私だけでしょうか。

なにはともあれやっぱり好きな
タテヨコ企画
「ウツセミウツラ」
全体の印象としては「好き」でした。
でも、人と話しをしていたら、
そうか、と思わせられる弱点も多々・・・
それでも、なんだか好きなのですよ。
舞台装置がまた良かった。
西山竜一さんが今回も(前回も、そのずっと前も)良かった。
彼は色気があるのかな。
お、前回とその前にもイイと思ったよな、
と記憶してましたが、
どうやら、2回どころじゃないらしい、
3年前にも。
タテヨコ企画の10周年記念公演が終了だそうです。
夜まで待てない」が1番好きだったかな。
次回にも期待!!!






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MITSUKO

Frank&Friends/MITSUKOを観劇しました。
チラシを見ても正直ピンとこず、
全く様子がわからなかったのですが、
とても素敵な作品でした。
基本的に実在の人物モノ、
史実モノが好きなので
見進めるうちに
かなり惹きこまれました。
簡素な舞台で繰り広げられるのも
面白かったです。
進行役(息子役)の増沢望さんの演技が
安定しており流石!!
(俳優座出身で活躍している数少ない俳優さんです。)
若き日の息子、井上芳雄さん
MusicalのPrinceも既に貫禄たっぷり、
今回は田代万里生さんと一緒なので
その成長振りが失礼ながら
BeforeAfterといった感じ。
井上さんはKing枠突入でないでしょうか。
歌声も深く、
伸びやかで
そして情感もあり、
田代さんもそうなるのでしょうかね。


物語は実在の光子・クーデンホーフ
EUの父と呼ばれた、
彼女の次男リヒャルト・クーデンホーフ
軸に、
光子の一生を描いています。
本を探して読みたいですね。

この作品、
出演者にオーストリア人俳優
マテ・カマラスもおり、
物語上も含め
日本語・英語・ドイツ語で進行されますが、
字幕の出し方に工夫が凝らしてあり
観易かったです。
一部発音の悪い演者がおり
そこが聞き辛いのが難点でした。

どうやらウィーンで1度だけ開催、
の際は
MITSUKO役が一路真輝さんだったらしい。
(今回は安蘭けいさん、
Wiki、以前調べた際に載っていたこの記述が削除されてる!!)
参照記事はこちら
う~ん、観たかった。
でも、写真を見るに
衣装は断然今回のほうがセンスがよさそう。
そうです、アンサンブル含め
衣装がとても綺麗で、
豪華でした。

出演者でもう一人注目、
岡本茜さん
スタイルも抜群に良くて
目も耳も奪われました。

14日曜、2Stあるようです。
そして、大阪もあるので
是非ご覧ください。

実力派揃いの作品でした。




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KAKUTA「目を見て嘘をつけ」

今年初KAKUTA!!
初演時も好きな作品だったので、
また観られる幸せ
一部キャストが変わるのは知っていましたが
劇場に入って舞台装置も大きく変わっているのには
驚きました。
そう云えば「甘い丘」再演も舞台装置がだいぶ変わっていて
あれは凄かった、物語にわかり易さと深さを同時に出した
素敵な舞台でした。

そして、今回の新しい舞台装置は
、ちょっと勿体無い感もありましたが、
作品の印象は舞台装置というより
幾人かの芝居の変化で大きく変わってました。

初演では導入部の騒がしさが気になって楽しむのに
時間がかかりましたが、
今回はそれがスッキリ、
んんスッキリじゃないな、
しっとり、
落ち着いていて、
「そうこれ!!」と心の中で呟いちゃいました。
それは原扶貴子さんの芝居に因るところが大きいように
思いました。
で、和尚役が誰なのか判明するのに時間がかかりました、
最初ちょっと違和感?客演さん?と思いましたが
そうです、
彼です、彼、
30代過ぎての新人!!
佐賀野雅和さん
声のよさで、最初の違和感もなんおその、
ちょっと(だいぶ?)抜けてるお茶目な和尚っぷりが
可愛いさへ転換。
高山奈央子嬢のツンデレっぷりもイイ!!
(「ツンデレ」って言葉は初演時もあったかな?)

それから、なんといっても桑原&横山コンビ
もうこれは「コンビ」というしかない!!
掛け合いが小気味いい!!!
後半は、人伝えの登場でさえ存在感を発揮する。
それはこの2人の芝居が強いからに他ならない。

ほかにも色々、
初演とはこちらの心境も変わっているから
ツボが違って、
新鮮でした。

やっぱりKAKUTA好きです、
そして桑原裕子万歳!!!

見逃した方に朗報、
っていうか最初からわかっているコトですが、
NHKシアター・コレクションですから
放送されます、
是非是非ご覧頂きたい、
「臨場感」がどれだけ伝わるか、
でも細かいところまで見られるのね。

あ、若狭さん演じるオトコの(夫の)
「信じたい」という台詞の前の
とある芝居が、
きゅるぅるぅと切ない・・・

目を見て嘘をつけ
正直私は「嘘」が大嫌い!!
出来るだけ「嘘」をつかずに生きていきたい。
でもやぱっり穏やかに生きるには
「嘘」は必要。
その為に「嘘」をついているな、
と思う今日この頃、
穏やかに「日本」で住む為には
「必要不可欠」かも。
でも、波風を立ててるとわかっても
「嘘」をつけないワタシがいるのも事実、
「嘘」をついときゃいいのになぁ、
「楽」なのに、
痛感しても、
それでもやはり「妥協できない側面」
チッポケな意地だとわかっていても
「私」の部分で穏やかさの為に
所謂「白い嘘」をつかなきゃいけないなら
「公」の部分、
しかも既に私の中で大きく妥協している「公」の場面で
絶対に「嘘」をつきたくない、
そう確信!!
更にその「公」の場面で「嘘」と「欺瞞」に塗れた
輩の多さを目の当たりにし、
「澱み」しか見えない・・・
誰がなんと言おうと
そんな「輩」の一員になりたくない!!!
もがいてもイイ!!!
この痛みに耐えよう。
「目を見て嘘をつけ」
羨ましい「芸当」だわ、
ワタシには縁がない。

でもKAKUTAのこのお芝居の「嘘」は
気持ちイイ。
そうか、そんな「嘘」ならつけるようになっても
いいのかも。
ははは、
それでもやっぱり無理だわ。

あなたは
「目を見て嘘をつけ」ますか?

KAKUTA「目を見て嘘をつけ



初演の感想はこちらから


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2010年1月の観劇日記

2010年はミュージカルづいてます。
5本でしょうか、全てミュージカル、
あれぇ・・・ストレートプレイは観てないのだろうか?

いきなり今月のBEST作品に巡り会いました!!
ファニー・ガール
これはもう最高でした。
春野寿美礼さんは初めて拝見しましたが、
歌がお上手、
持論は「○塚出身は不細工、歌下手、演技下手」
なので、
良い意味で裏切ってくれました。
しかも、「ブス」設定なだけに、
ぴったり。
愛嬌って大事、
と痛感させられる位、
魅力的でして、
本当、ぴったりでした。
初ミュージカルという「綱島郷太郎」さんが
流石青年座、の確かな芝居、
見た目も素敵で、
これまた役にぴったりでした。
そして、橋本じゅんさんが
優しく愛らしい人を好演。
惚れちゃう程、素敵でした。
耳心地良い曲が多く、
平澤智さんの振り付けも、
斬新で気持ちよく、
そして、何よりミュージカルと思えない芝居力!!!
皆さんがちゃんとキャッチボールしているのです、
チームワークの良さを感じ、
ぐんぐん物語りに引き込まれます。
いやぁ~、もう1回観たかった!!!

そしてそれと対照的だった作品、
かなり辛口になりますが、
ご了承を。
キャバレー
最悪でした、主演の人が。
「私、綺麗でしょ!!!!」の押し売り。
もうそれしかない、それに尽きてる。
が、悲しいかな、雑誌や映像で目にしてた程、
いや、全くスタイルも良くない(良いんですよ、でも言われてる程じゃなし!!)
美しさはまるでなし、
しかも、ここで図らずしも、
宝塚女優の素晴らしさに気づく事に。
前述の春野さん、
いるだけで「オーラ」が違うのですよ、
華やか、見せ方を知っているし、
回りもそのように扱っているのがわかるのですが、
こちらの人、
スポットライトが当たっているので、
辛うじてわかる程度、
ハッキリ言って当たってなきゃ、
アンサンブルと全く区別つきません!!!
その事実にびっくりしました。
全く、芝居しないんですよ、
彼女の空虚さしか感じられず
痛々しかった・・・
しかも、オープニングの小道具の演出、
アンサンブルの皆さんの踊りやその場面の演出が
退廃的で美しいだけに、
軸となる主人公達の話が霞み・・・
勿体無い作品となってしまいました。

この時期に見たこともあって残念だったのが
SHE LOVES ME
12月に見てたら違ったのだろうか・・・
いやぁ、まぁ多分そうでもないでしょう・・・
兎に角女性陣が健闘、
でも全体的に平均年齢が若すぎて
残念、
もっと大人の物語でしょう・・・


期待はずれだった1作
ウーマン・イン・ホワイト
笹本玲奈さんが上手いと思えなかった・・・
でも、初演で賞を受賞しているらしい、
難しい楽曲だけに、
あれだけ歌えたらいいのかな?
田代万里生さんは芸大出身なだけあり、
歌は安定、
そして、歌声が素敵なのはパク・トンハさん。
で、大和田美帆さんがまたまた歌唱力UP
作品毎に進化しており、
今後も楽しみ。
この作品、何が期待はずれって、
脚本が・・・
あまりにも陳腐な結果で・・・
「え????」
疑ってしまいました。
小さな劇場でじっくり観たいですが、
脚本は熟考し直してほしい。

三谷さんのブロードウェイデビュー作
TALK LIKE SINGING
これ、どうなんでしょう?
何故、この作品を書いたのか・・・
これを書きたかったのか?
疑問です、
何故なら、
俳優陣が達者なだけに、
本当にこれで良かったの?と。
堀内敬子さんと新納慎也さんの芸達者ぶりに
感服。


新年から辛口、暴走で・・・
来月はどんな作品に出会えるか???

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09年12月の観劇日記

またまた書き遅れましたが、
12月も数本観劇
記憶が曖昧なモノもあるので
4本のみ。


タテヨコ企画10周年記念公演
第19回公演「西から昇る太陽のように」
タテヨコが私の中では「鉄板」になっているようで、
今回も私は好きでした。
何でだろうか?と考えながら観ていたのですが、
そのひとつに「言葉の優しさ」かな、と
きつい内容やエグい事を言っていても
投げやりでないどこか丁寧な言葉尻
それが聞いていて耳に心地よいのかもしれません。
どうも最近、演劇で蓮っ葉な若者言葉が
氾濫していて
私としては聞き苦しくてならない時が
ありまして・・・
また、タテヨコは重苦しい内容でも
どこか優しさが見え、
「愛」を感じるのです。
これも、実はいくつかの劇団で
「愛」を知らずに育ったのかな?
なぞと感じさせられるモノがあるので
そこと対極の温かさを全体に感じるのです。
俳優陣も、そう、私の中でこの人の印象は
こんな役なのですよ、
と勝手な決め付けにぴったりはまっている人が
数人、それもなんだか面白く。
ありきたりの夫婦像ではなく、
それぞれ何かを背負ってる
そんな大人な物語だたっと思います。
「天狗」の存在が最後ちょっと惜しかった気もしますが、
それでもじんわり、いい気持ちで劇場を後にできました。

プロペラ犬「サボテニング」
毎回毎回、水野美紀さんが
外では絶対に演じないであろう、
型破りな設定と演技。
こんなことまでやっちゃうの?
気持ちイイほど潔く演じていて、
其の姿にゲンキを貰えます。
今回の演出は倉持裕さん、
ほぉ~、こんなものも創るのね、
な1本でした。
話がどこに飛んでいるのか?
と思ってましたが、
そこはちゃんと最後にはうまく着地してあり、
楠野さん、凄い!!
次回は筋肉少女帯ネタ?のようで
本当、展開が予想不可能なユニットで、
目が離せません。

ようやく初観劇の桟敷童子「海獣」
かなり作りこんだ舞台に
何が起こるのか
ちょっと緊張しましたが、
いきなり歌い、踊り、
びっくり。
暗く重いテーマを扱いながらも
この力強い演出で
重くなり過ぎない感がありました。
兎に角、エンターテイメント性の高さに
驚きでした。

最後はナノスクエアの「灰頭」
前半、ちょっと辛い感じでしたが、
最後の最後で「はぁ~ん!!」と
落としどころでスッキリ。
ナノスクエアの作品は毎回
美術が素敵なのですが、
今回もとっても素敵な絵(切り絵?)が
掲げられていました

さてさて、
2010年はどんな作品に巡りあえるのか。


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より以前の記事一覧